【R5年度-9】⚽エネルギーにかえるビタミン「水溶性」ってなんだ?メニュー

R5年度-9 藤枝東高校サッカー部 食トレプロジェクト

「自己管理能力を高めるための年間栄養サポート」を、2018年(平成30年度)より静岡県立藤枝東高校サッカー部では「チーム」として取り組んでおります。

  • 全部員に対し、毎週金曜の昼食として「特製エネルギーチャージ弁当」を学校へお届けして「食べる」食トレを実施しています。
  • 選手のみならず、指導者、保護者へテーマに沿った「栄養情報」を週1回配信し「学ぶ」食トレも実施します。
  • また、監督からの要請があった場合は、全部員に対して「集団講義」を行います。
  • 2か月に1回程度、体組成計測定を実施し「はかる」ことで自分の体と向き合い、個人面談で日々のトレーニングの成果や体調管理を自分で確認します。簡易貧血検査も同時に行います。

食事データ

  • 主食:胚芽米ごはん500g
  • 主菜1:鶏むね肉韓国風甘辛ヤムニョムチキン
  • 主菜2:じゃがいもとパプリカの豚肉そぼろ炒め
  • 副菜1:真家路美サラダ
  • 副菜2:キャベツとハムの塩昆布ナムル
  • その他:レタス・ブロッコリー

概要

  • 年度:令和5年度
  • 回数:9回目
  • 日付:2023/6/9

今日のポイント

栄養学を味方につけていこう!

自分に必要な栄養素が含まれている食品は、それがおいしいか、食べたいかどうかよりも「必要だから食べる」で、食を味方にしていきましょう。

どんな環境であっても、食べられる、寝られる、そしてとりあえず言われたことを「素直に」受け入れる。
そんな人が強く、しなやかな選手になります。

5月までは、残食がとても少なかったのですが、6月2週が終わりましたが、残食が増えています。1年生は、まだ完食は難しいかもしれませんし、また蒸し暑い日々で、食欲も自然と落ちているでしょう。

食事のバランスも大事ですが、それ以前に、まずは「食事量を保つ」ことが大切です。

以前、Jクラブのスカウトの方が「BMI22以下の選手は選ばない」と言っていたのがとても印象的でした。
技術があっても、今後自己管理ができる(素質のある)選手かどうかを見ている、と。

まずは、BMI22を目指してください^^

BMIは身長と体重から計算をした体格指数(Body Math Index)で、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められます。身長と体重で計算する指数ですので、体の中身が違っても身長と体重が同じなら同じ数値が出てきます。
つまり、脂肪が多くても筋肉が多くても、仮に、体全部が脂肪であっても、身長と体重が同じならBMIは同じ数値になるのです。
☆BMIを計算:らくらく計算ツール

ただし、これだと「筋肉量の多いアスリート」には参考になりません。
従って、選手たちには体重から脂肪を除いたLBM、除脂肪体重(Lean body mass)を指標とするよう伝えています。
除脂肪体重には筋肉のほか骨や内臓、血液といったエネルギーを消費する器官が含まれます。
☆体脂肪量を計算:らくらく計算ツール

LBMは体重(kg)-体脂肪量(kg)で求められます。体脂肪量は体重(kg)×体脂肪率(%)で計算できるので、
LBMが表示されない体組成計でも体脂肪率が出るものは多いので、計算できますね。
☆LBMを計算:らくらく計算ツール

【よかったら】
日刊スポーツさんの「アスレシピ」(成長期のアスリート向けのサイトです)コラム&レシピを書いています。
ほかの栄養士のコラムも参考になりますので、ぜひ見てください。

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