【H31年度-8】藤枝東⚽運動後 1 時間以内の食事摂取が「ゴールデンタイム」

H31年度-8 藤枝東高校サッカー部 食トレプロジェクト

「自己管理能力を高めるための年間栄養サポート」を、2018年(平成30年度)より静岡県立藤枝東高校サッカー部ではチームとして取り組んでおります。コロナ禍前まで、下記の方法にて年間約40回実施しました。

  • 全部員に対し、月3回練習終了後すぐに「くるみキッチン」に移動し、運動できるだけ早く栄養バランスがとれた夕食を「食べる」食トレを実施(主に火・水・木曜に約30名ずつ合計約100名)。
  • 食事後には、メニューについての説明と「ミニ栄養セミナー」で「学ぶ」食トレを行いました。
  • 2か月に1回程度、体組成計測定、簡易ヘモグロビン濃度を「はかる」ことで自分の体と向き合い、個人面談で日々のトレーニングの成果や体調管理を自分で確認します。

食事データ

  • 主食:胚芽米
  • 汁物:キムチとコーン のスープ
  • 主菜:スタミナ酢豚
  • 副菜:キャベツと納豆の 和風サラダ / アスパラ入りスクラ ンブルエッグ / 焼き芋
  • その他:乳製品:ヨーグルト

◇効果
【主食】: 胚芽のビタミンB1→糖質からエネルギーを作り出す! 最後まで走れるエネルギーを蓄えよう!
【主菜】: 豚肉…糖質をしっかり分解して十分なエネルギーを作り、乳酸などの疲労物質が体内にたまるのを防ぐビタミン B1が大変豊富。野菜のビタミンACE やアリシンと一緒に摂り、疲れを早く回復して元気なカラダを取り戻そう。
【副菜1】: 納豆…骨の形成に必要なビタミン K が豊富。
1日1パック食べて、強い骨を作ろう。
【副菜2A】:アスパラガス…疲労回復を促進するアスパラギ
ン酸が豊富に含まれる。豆類・大豆製品にも多いので、毎日の食事に取り入れよう。
【副菜2B】:使い切ったエネルギーをご飯以外からもチャージ。皮近くにはポ リフェノール。皮ごと食べよう。
【汁物】:キムチ血行を促進し体を温める。疲労回復効果が期待できる。冬には上 手に使って、体調を整えよう。
【乳製品】:善玉菌のビフィズス菌などを増やし、 腸内環境を整える。カルシウムの吸収 を高めて、緊張感を鎮めよう。

栄養素とメニューの相関
【炭水化物 (糖質+食物繊維)】
→重要なエネルギー源 血糖を維持する
胚芽米・さつまいも・コーン
【脂質】
→エネルギー源 生体膜やホルモンの成分となる
サラダ油・ごま油・豚ヒレ肉
【たんぱく質】
→筋肉や内臓、骨など、体を 構成する主成分となる
豚ヒレ肉・納豆・卵・ヨーグルト
【ビタミン】&【ミネラル】
→上記の3大栄養素がうまく 働いたり、吸収を高めたりするために欠かせない
【ビタミン】
キャベツ・アスパラガス・パプリカ・玉ねぎ・
白菜(キムチ)・納豆
【ミネラル】
しいたけ・わかめ

概要

  • 年度:平成31年度
  • 回数:8回目
  • 日付:2019/01/16-17

今日のポイント

練習後、皆さんはすぐにここに来て食事を摂っています。それはとても重要な意味があります。

運動後 1 時間以内 にバランスの良い食事を摂ると、エネルギーの回復や筋肉の修復に効果があり、この時間を「ゴールデンタイム」といいます。

新人戦が再開し、ハードなトレーニングで疲労も蓄積されているでしょう。

今日は特に、疲労回復効果が期待できるメニューを考えてみました。

疲れを早く 回復して、元気なカラダを取り戻しましょう!

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