藤枝東高サッカー部への食トレプロジェクトとは
静岡県立藤枝東高等学校サッカー部をサポートする事を目的とした『捲土重来Project』が立ち上げられ、食の学び舎くるみでは、2018年(平成30年度)より、コンディショニングコーチとして栄養管理面でサポートしております。
目次
目的
- 選手ひとりひとりが「自己管理能力」を高め、日本一になるためのトレーニングに耐え得る土台である「心と体」を作るための栄養学を学び、実践する。
- 試合で、最大限にパフォーマンスを発揮するために、自分をコントロールする力を養い、学業との両立をはかる。
藤枝東高校サッカー部 食トレプロジェクト スキーム図
個人の自己管理能力を高めるための体調管理方法を指導します。指導者の意向に沿い、保護者と連携共有をしていくことを何よりも大切にしています。
スポーツ栄養マネジメントの効果
成長期のアスリートである選手に、必要な栄養素(エネルギー量、たんぱく質、ビタミン、ミネラル等)を伝え、必要量や摂取タイミングを指導、実施していくことで、疲労回復、スタミナアップ、筋肉疲労、足のつり、貧血改善などに効果が期待できます。トレーニングを活かし勝利に導くからだづくりに大いに役立ちます。
☆サッカー部関係者との連携し、選手のパフォーマンスアップにつなげます。
「自分の身体と対話する」~何のために、いつ何を食べるか~
STEP
目標確認と課題の抽出
チーム目標の共有と、個人目標の明確化、改善のために何が必要か考えます。
STEP
アセスメント(現状把握)【はかる】
アンケート、体組成(体重、体脂肪、筋肉量等)アスリート用の血液検査(年数回:栄養状態、貧血の有無、筋肉疲労の度合などが明確にわかります)を実施。簡易貧血測定器(医療行為なし)を活用して、日常の貧血管理を実施します。
STEP
行動目標の設定
課題を改善するために何が必要か、どう取り組むかを具体的に決めます。選手とコミュニケーションをとり、体調、ケガ、疲労度合いを聞き取り、必要な対応をします。
STEP
実施・フィードバック【たべる】【まなぶ】
- 集団指導、個人指導をしながら食事提供日に定期的な支援をしていきます。
- ※栄養教育(集団・個人)の中で、サプリメント、プロテインの指導、水分補給の指導、ドーピング指導なども随時入れていきます。
2018年10月~2020年実施方法:【トレーニング食後の夕食サポート】
- 月に3回(火・水・木にグループを分けて実施。)
- トレーニング後に、くるみキッチンプラスにて、不足しがちな内容を重点的に構成した夕食を一斉にとり、「日頃のトレーニングを無駄にしないカラダを作る」調整をしていきます。
STEP
16:00授業終了後、練習開始
授業終了後に、部活動にて練習がはじまります。
STEP
体組成測定
2ヶ月に1度、体組成測定を行います。くるみキッチンプラスへ到着後、食事を開始します。
STEP
「スポーツ栄養講座」を開始→年間40回ほど実施
講座内容
- 今日のメニューの説明
- このメニューである理由
- 食材に含まれる栄養素とその役割
- 疲労回復、貧血予防、スタミナアアップ、連戦の時の食事方法、サプリメントやプロテイン、アミノ酸の使い方など
STEP
全体終了
終了後、個人的に質問したり、簡易ヘモグロビン値測定を各自行う。
コロナ禍対策のため2020年度より【毎週金曜の昼弁当による食事提供】に変更
STEP
毎週金曜にエネルギーチャージ弁当【たべる】
STEP
【はかる】【まなぶ】を繰り返します
STEP
自分データをチェック
体組成計測定と簡易ヘモグロビン測定にてトレーニングの課題やパフォーマンスチェックを行います。
STEP
集団セミナー、個人面談、毎週の栄養コラムの配信